ミュージシャンだけではないけれど、宣伝のためのSNSだとか、デリバリー(配信)などの環境がだいぶそろって、なんでも自分でできるDIYの時代だと3-4年前からTOKYO BOOT UP!の活動の中でも申し上げてきました。
あれから3年。
機材も安くなり、エントリーレベルの雑誌にもテクニカルな情報が増えてだれもが何でもできるような感覚が広まって、気がつくと本業以外にやることがたくさん出来てしまっていませんか?
ハイエンドなマスタリングエンジニアや録音エンジニアがなかなかな値段の機材を持って仕事をするのは制作物を白い手袋をして宝石を扱うように大切に扱うのと似ている気がします。触り方も含め名人なわけであります。似たような機能のプラグインや安価な真空管回路のエフェクターなど出回っていて、実際それらで作れる音の世界も決してチープではなく、腕次第だと思います。
しかしエンジニアの名人でさえ、楽曲から演奏まではミュージシャンに99%依存するわけで、ミュージシャンは音楽そのものを突き詰めていくことが一番大切なのではないか、そして必要な人脈と繋がり相談してほしいと思うわけです。
景気、特に音楽業界の周囲は一度低迷したことによって過度な利益を求めるだけの会社は淘汰され、いろんな価格が透明化されたのでそうそう騙されることもないでしょう。
エンジニアリングだけでなく、宣伝やマネージメントも同じようにうまく分散していかに本業に徹する時間をとるかがとても大切なのではないかと。
諸先輩がたも見ていらっしゃるかもしれず、ずいぶん当たり前なことをもっとも風に、これは恥ずかしいと思いながらもひとこと書かせて戴きました。
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