2013年3月29日金曜日

え?TEACをギブソンが買収というニュース!


業務用音響機器メーカのTEACをギブソンが買収というニュースが飛び込んできました。これがいいニュースで面白いコラボ商品開発など楽しい事が起こるように期待したいところ!
http://www.nikkei.com/article/DGXNZO53355500Z20C13A3MM0000/

TEACといえば先日動画カメラ用のかっこいいレコーダーを発表したばかりです。ミュージシャンの間ではポータブルレコーダーなどでお世話になっている方も多いはず。


さっき中町俊自さん( @shunji_ )に聞いたところ、ギブソンはかつて音楽制作ソフトウエアの先駆けであったオプコード社(Visionというシーケンスソフトウエアで有名)を買収したことがあり、そのときは人材流出、サポート終了的な悲しいこともあったとか。

愛の(僕は愛があると思う)KORGなんかはVOXといい関係にあるように思うし、ミュージシャンにとってはTASCAMの技術力がギブソンというブランドと広がりのあるコラボをしてくれることを祈って止みませんね。

追記:
「ギブソン・ギター・コープ及びギブソン・ホールディングス・インクとの資本・業務提携契約の締結並びにギブソン・ホールディングス・インクによる当社株式に対する公開買付けに関する意見表明のお知らせ」

ほんとうだ、ギブソンは本年、オーディオメーカーのオンキョーとも提携

実は2011年からプロオーディオ部門を発足していている

2013年3月20日水曜日

「バックグラウンドで音楽プレーヤーとして動作するYouTubeプレーヤー」 MixerBoxが無料です

音楽がそこにあるかぎり、次に必要なのはプレイリストなのです。

自分の周囲には数千枚のビニールレコードを持っている強者がいましたが、今でもCDを2-300枚以上持っているひとならめずらしくないと思います。ちなみに300枚なら1日1時間あれば1年で全てを聴くことができますが100万曲だとどうでしょうか。

いまYouTubeやサウンドクラウドには無料で聴く事のできる音源がたくさんあります。楽しみたいけど、ではどうしたら音楽とうまく出会えるでしょうか。もちろん大好きなアーティストを調べて、そのアーティストのルーツの音楽を調べて、そのまたルーツや背景を考察して・・と遡っていくような聴き方こそとても楽しく音楽に触れられる喜びそのものなのですけども。

MixerBoxは人気のプレイリスト、FaceBookで関係のある友人、自分のリストを勧めてくれるYouTube音楽プレーヤーです。YouTubeがソースなので音はまあまあ悪いのは我慢するとして、僕的にイチバン売りなのはこのプレーヤーは「バックグラウンドで映像無しの音楽プレーヤーとして動作」すること


このアプリのもうひとついいのはwebサービスとのリンクです。YouTube自体がWebベースなのですからあってしかるべきではありますね。
http://www.mixerbox.com/
にアクセスすることでPCでもお気に入りの音楽プレーヤーとして機能します。

僕は音楽を作る仕事をしています。いま音楽のお金を生む場所やタイミングが変化していますが、これは当たり前のことだと思います。大切な事はみんながもっともっと音楽を必要としてくれることだと思うのです。だから音楽をおおいに楽しめるようなこういうアプリはどんどんみなさんにオススメします。

2013年3月15日金曜日

音のでかいマスタリング、終わりの始まりのことでおもうこと

このリンクにあるように
http://www.tsubamestudio.com/loudness-war-the-beginning-of-its-end/
ここ暫くの音楽マスタリングについてのこの疑問は録音エンジニア諸兄、番組のMAさんなどの多くが思うところだと思います。
聴感レベルを上げて聴きやすくすることは悪いことではなくて、波形が真っ黒になるほどでなくても実際自分の楽曲を映像企画の方に「仮のデモとして」預けるときなども、その方のその先での再生環境を心配していったんマスタリング作業をする自分がいます。ましてsoundcloudに上げるときなんか他のみんなと聴感レベルがあわないからもちろんするわけです。

マスタリングは対象がミックス済みの2チャンネル素材であることから敷居が低いと思われがちで、インディーミュージシャンの間でさえアマチュア向けの雑誌の特集も手伝って音圧ばかりを重視する傾向があります。
音楽などの制作プロセスではテクニカルな意味で弄りやすいのはミックス済みの2チャンネルマスター、録音済みのマルチトラック、録音、演奏、楽曲、アーティスト本人の素性の順で、いわば音楽の成り立ちの「逆順」、遡る感じであります。そこから弄ってしまうと本末転倒なのです。
僕はアーティストなら先ず素から、つまりアーティストとしての心構えや楽曲がいい演奏を支え、いい録音を可能にして行くものだと思います。そもそもマスタリングに頼るまえにその手前、そのまた手前を疑い修正することが必要です。
機材が安くなり(とはいってもそれなりの金額です)、雑誌にはノウハウらしき記事があるわけですが、ほんとうに戦える自分の戦術は自分で探さなくてはいけないし、それがアーティストの使命でもあります。
SNSで老いも若いもプロもアマチュアも繋がれる時代ですから自分の範疇を知り、ある程度相談をして作業をプロジェクト化することをしないともったいないですね。

で音圧ですが、これからは少しづつ空気感が見えるようなものに戻っていって欲しいと思っています。
テレビではラウドネスの規定がスタートして、平均音量が大きいと音量を絞る、すなわち、数bit損をしてオンエアされることにもなり、何のためのハイビット録音かもわからないことに!

ってことで、この件また追記していきますね。




2013年3月4日月曜日

LISMO WAVEがやってきた!


LISMO WAVEがAppStoreにやってきました。ソフトバンクユーザーも恩恵にあずかることができるようになりました。


このアプリは放送エリアに関係なく、全国民放52局のFMラジオや、音楽映像チャンネルを楽しめます。日本中のFM局が聴ける素敵なアプリ、友達のバンドがコミュニティー局に出るとか、実家に帰ってるときもいつもの番組を聴きたいなんてときに超欲しいんですよね。

でも僕的には料金がちょっとなぁって感じです。(このアプリではauスマートパス会員、月額390円に入るか、【Musiclips】【ラジオパック】をそれぞれ350円購入して30日間楽しむことができます。ソフトバンクユーザーは、後者を購入する感じです by AppBank)

ラジオプログラムの多くは宣伝的な要素が多く(選曲・話題・CM)それごと聴くわけですよね?音楽・映画・テレビの月額制のサービスがそれぞれスタートしているので気をつけないとけっこうな金額に。ならば無料サイトにあるものを試聴して好きなものを買うほうがいいんじゃないかみたいな気持ちが・・・。

そんなことないかなぁ。