2013年5月19日日曜日

toitoitoiレコーディング(1)

遡って2013年5/19分を書いています。

toitoitoiに出会ったのは3年前で、とても上手いバンドです。
http://warmnoiseinc.syncl.jp/

5月からレコーディングを始めていて、そこまでのイントロを書くと長くなりますのでとりあえず要点だけ報告していきます。

方法・スペックは以下
・基本、大きな音を出さなくて済むボーカル・アコギに関しては僕のリビングスタジオ、通称ケロケロスタジオで録音
・ドラムはギターアンプを使う作業はリハスタをノマドする
・ソフトウエアはDP7.24/ProTools9を使用
・バックアップレコーダーとしてハードウエアレコーダー、ZOOM R16の投入
・記録フォーマットは44.1K/24Bitで行う

ライブで鍛えたアーティストですが、録音物は単なる記録ではなくてアーティストの次の姿の提案でもあるので、なるべくコストを下げて、その分録音作業に向かい合える時間を長くすることでレコーディングの経験値もいっきに上げてもらえるのではないかと思います。演奏したものはすぐにプレイバック、それを受けて修正や次のアイディアが浮かべばどんどん実験して、またプレイバック、の繰り返しです。

ギターの村越くん・当初アコギはcalrecで録音していた
アコースティックギターは定番のマイク位置があるといえばあるのですが、彼のプレイはダイナミクスがとても大きい(小さい音はとても小さい)ので楽曲によって常にマイク位置を変えています。
マイクセットのポイントを見つけるときは僕自身がいろんなポジションで音を聴いて、好ましいと思った位置に立てます。ヘッドフォンで確認しながら動かして決めるすることも多いです。

ボーカルの岸川さん・マイクはノイマンのTL-102
ボーカルに使っているTL-102はダイアフラム(マイクの振動板)があまり大き過ぎず、内側にうっすらウレタンのウインドスクリーンも内蔵しているので吹かれにくく低域もちょうどよく切れていてとても使いやすいコンデンサーマイクです。値段もお手頃なのでダイナミックマイクで言えばShureのSM57みたいいなもんだ、と乱暴に思い込んでいます(笑)

ちなみに大きなダイヤフラムのマイクは超低音の空気の揺れのような部分まで逃さず収録できるかわりに我がケロスタはじめ暗騒音がやや高めのスタジオではレンジが広すぎて、後処理にちょっとコツがいります。


ケロスタ全景・ただのリビング作業場です

この日はこんな感じでクリック(ガイドテンポ)に合わせてボーカル・ギターを録音、これが次のスタジオでドラムを録音するときのガイドになります。

toitoitoiはyoutubeにたくさんライブ動画をアップしています。よかったらファンになってね!


続きは次回!


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