2013年12月10日火曜日

リファレンスモニター

録音はまっすぐなにもいじらないのが一番音が良くて、EQだのコンプだのはすべて音が悪くなることと引き換えのテクニックです。
でもミックスする都合、お互いをうまく避けあったり、多い楽器のなかからそれぞれの抜けを良くするためにどうしても音質やダイナミクスを弄ることになるので、その具合を見極められるモニター環境が必要になります。
ミックスのバランスは再生環境によっても聴こえ方がちがうのでなにを頼りにするか、みなさん悩ましいとおもいます。僕も楽しく悩んでいます。

自分の道具はまずこれ。持ち運びができるのが最大の利点なのと、イヤフォンで再生されることってとても多いので最終チェックではマストです。
CD900はヘッドバンドが緩くなると低音がスカスカになるのでイヤーパッドとヘッドバンドを定期的に変える必要があります。実はユニット交換よりもずっと大切です。
(MDR-CD900のDIYメインテナンスについてはこちらに書いています)
イヤフォンは低音が誇張されすぎないものならなんでもいいのです。買い替えやすい値段で何を聴いても同じ低音に聴こえるイヤフォンを除外したらこれになっています。

スピーカーはこんなの。

ベースの低いラインも見逃さないために家庭用にしてはすこし大きめでバズレフのもKRKを250Wくらいのアンプでドライブしています。前に出てくるタイプのモニターセットです。

CDプレーヤーも必要。これは死ぬほど熱の出るA級のアンプと中くらいの密閉型のスピーカーで密度があってて締まりのいい音のセットになっています。

もうひと組はリスニング用の緩いセット。置き方もテキトーで、60Wくらいの中クラスのコンポで鳴らしています。
B&Wは奥行きやリアリティーのある音を出します。存在感が手前に出る感じやリバーブが奥に消えていくような様子が見えます。音数が多い曲などでキックが締まり過ぎていないかもこのセットだととても良くわかる解像度のいいスピーカーです。

王道は無いというか、音っていったいなんなんだろう、めんどくせーって思いますよね。

あ、スピーカーは壁から最低20-50センチ離して設置しましょう。低音の解像度がグッと良くなるし、隣家への漏れも減りますしね(笑)


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